御所山登山 1

10月30日、今日は御所山登山にやって来ました。

4~5日前に声をかけたのですが、二井ドクター、アキさん(少しだけ素性を明かします)菅さん、荒生さん、ハルナちゃん、マー君、オヤジの7人が参加です。

6時30分に登山口を出て1時間程で山頂の見えるところまで来ました。(奥に見える山が目的の御所山です。)

山形では御所山、宮城では船形山と呼び名が違います。

御所山登山 2

いよいよこの先に本日の核心部の急登が待っています。

少し休憩をして気合を入れて、いざ!!

御所山登山 3

標高差500m、距離2kmの急登を1時間半上り詰めると、山頂の避難小屋がひょっこりと現れます。

アキさんとハルナちゃん、この山に初めて登った二人は大喜びです。

御所山登山 4

オヤジ登場です。

御所山登山 5

振り返り、マー君とヘルニアから復帰した荒生さんです。

キノコ採り名人の荒生さんは、途中でキノコ狩りをしながらの登山です。

左奥の山は蔵王連峰です。

御所山登山 6

9時53分、山頂小屋前です。

抜けるような青空が綺麗!!

御所山登山 7

スタートから3時間半で、標高1500mの御所山山頂です。

皆さんの笑顔が楽しさを物語っています。

晴天に誘われたか登山者も多く、20人ほどが登っています。

気温は10℃前後、風があるので体感気温は一桁で少し寒く感じます。

この後は避難小屋で昼食です。

 

御所山登山 8

11時、避難小屋で一時間ほどの昼食の後で、未練を残しながら下山です。

遠くには蔵王も見え、中腹から下は木々が色付き、息をのむようなパノラマです。

 

御所山登山 9

落葉した林の中には日差しが射し込み、樹林帯とは思えぬ明るさです。

木の間隠れに見える山は仙台カゴです。

御所山登山 10

二井ドクターのオフロードバイクが待っている登山口に戻ってきました。時間は14時です。6時30分にここを出てから7時間半の行程でした。小春日和のなか、前半はブナの紅葉を愛で、後半はかさかさと音を立てる落ち葉を踏みしめながら、キノコ採りをしたり楽しいお喋りをしたり、充実した一日でした。雪降り前の楽しい仲間達との幸せな時間でした。

6月27日の蔵王 1

今日は、我が山岳インストラクター協会の夏山研修です。この時期の研修はサクランボの収穫と重なり参加者が少ないのですが、夏山を前にして外すことのできない研修です。

咲き始めた高山植物の花々を愛でながらスタートです。

6月27日の蔵王 2

地蔵岳鞍部にあるムシトリスミレです。蔵王連峰でも群生しているのはこの場所しか知りません。珍しい花なので近くで撮影するために入り込んでしまい、年毎に生育環境が狭まっています。

6月27日の蔵王 3

研修をしながら熊野岳に到着し、コマクサの群生地帯でコマクサを観賞し、お釜に来たらご覧の様なガスです。タカユキさん曰く「俺が来るとお釜は見えない」その通りです。

この後は熊野岳山頂の避難小屋で昼食です。

6月27日の蔵王 4

ワサ小屋跡から祓川コースを辿り、いろは沼まで来たらコバイケイソウ、ワタスゲ、タテヤマリンドウ、ハクサンチドリなどの花々が咲き乱れています。今年は3年ぶりにコバイケイソウが全体を引き立ててくれ、ひときわ夏山を感じさせてくれます。

 

6月27日の蔵王 5

ウラジロヨウラク、コバイケイソウ、ワタスゲが花盛りです。残雪の少ない蔵王は花の季節が短く、7月いっぱいが一番華やかな季節です。

6月27日の蔵王 6

池塘に映った熊野岳とワタスゲです。

6月27日の蔵王 7

午後3時。今日の最後の写真です。

コロナの影響でガイドを依頼するお客様も減ってはいますが、我々としては何時ガイドの依頼があっても答えられる様に、日頃の研鑽が大切と考えています。

コマクサを求めて 1

6月21日テレビのコマクサ取材で蔵王にやって来ました。時期的にはまだ早いと思うのですが、局としては見頃の前に放送したいという意向です。コマクサを見ることが出来るかは分かりませんが、ヒナザクラ、ハクサンチドリ、,イワカガミ、アオノツガザクラ、そしてほぼ3年に一度大咲きするコバイケイソウなどの花々が咲き始め、蔵王の最も華やかな姿を見せてくれます。

コマクサを求めて 2

オヤジのブログ初登場!!さくらんぼテレビのアナウンサー、古畑さんです。

古畑さんは山形百名山の取材で、月に2回ほど山に登っているらしいのですが、これまでの山は低山ばかりで林の中、ところが今日は森林限界を超えた視界の良い尾根歩き。しかも沢山の高山植物。楽しさが笑顔に出ています。

コマクサを求めて 3

色々な花を観賞し撮影もしながら、2時間程かけて熊野岳山頂に着きましたが、やっぱりコマクサは咲いていません。皆さんガッカリしましたが、開花時期の早い、秘密の場所があることを伝え、気を取り直してお釜を背景に笑顔で一枚。

コマクサを求めて 4

時期的にはまだ早かったのですが、秘密の場所に一株咲いていました。

今シーズン初めてのコマクサです。

蔵王ダムへ 1

4月3日。今日は仲間8人で、一旦熊野岳に登り、八方沢を1450m付近まで下り(そこから下には大きな滝がある)4つの沢を横切り蔵王ダムまでのルートを歩きます。

懸念材料は、雪解けが進み沢の雪が解けていることです。

そうなれば藪漕ぎや、迂回が必要になり到着が遅れます。(そのための装備は万全ですが)

9時30分に地蔵山頂駅をスタート、行動予定時間は6時間です。

朝に車を回しておいた蔵王ダムへ、行くぞ!!

蔵王ダムへ 2

10時35分、大斜面に到着。(山形に住んでいる人なら一度は見たことのあるだろう、熊野岳の北斜面に春遅くまで残る大きな雪渓です)

今日の参加者は上山消防署員柏倉さん、蔵王スキーパトロール隊員瀧さん、我が山岳インストラクター協会員、明さん、神谷さん、直ちゃん、菅さん、奥山さん、オヤジの8名です。

みんな楽しい仲間です。

 

蔵王ダムへ 3

本当に大斜面です。

最大幅100m、距離600m、標高差160mでスキーで滑れば最高です。

以前何度か滑りましたが、1日に2本も滑れば充分です。(スキーを担いでの登りは大変!)今日は温かいを通り越して暖かいほどです。

蔵王ダムへ 4

ここは八方沢本流に流れ込む4本の大きな支流の、一番東側の沢です。(4本の内一番大きいので、オヤジは本流と呼んでいます)

奥に見える雁戸山と手前の大地を抉り、蔵王ダムに流れ込みます。

蔵王ダムへ 5

拡大して。

オヤジの番外編1 昨夜6時頃に遭難者の救助要請がきて、今日参加の奥山さんと二人で救助しました。

地蔵山頂駅の北北東7~800m辺りで道に迷った高齢のスキーヤー1名。

時間が遅かったので、救助は明朝の予定という事でしたが、夜間の寒さで朝まで耐えられるかどうか心配だったので二人で救助に向かい、警察からの詳細な位置情報があったので、1時間以内で要救者と接触、その後奥山さんと二人で荷物を背負い、要救者は何とか自力で登り返し地蔵山頂駅に着きました。

昨夜はなんだか眠れず、寝不足でハイな状態で出て来ました。(奥山さんも同じだそうです)

蔵王ダムへ 6

カメラの向きを三宝荒神山に変えて。

このアングルの画像をHPに載せるのは初めてです。

蔵王ダムへ 7

一路、1450mにある夏道を目指します。

雪渓が途切れていないと良いな~

蔵王ダムへ 8

もう一枚。

今日参加できなかった4名はさぞ残念がっている事でしょう!

腰痛2名、急用1名、そして消防隊員の一名は、出発直前に複数棟の火災があり出動。

 

蔵王ダムへ 9

振り返りもう一枚。

所どころ硬いバーンがあるのですが、アイゼンに履き替えるのが面倒なので、軟らかいルートを選んで下ります。

オヤジの番外編その2 昨夜の遭難者救助には三五郎小屋さんの協力がなければ、今日の登山はありませんでした。その訳は、救助要請が来た時の時間が遅く、地蔵山頂駅までの交通手段がなく、下から歩いて来たのでは救助は12時を過ぎていたはずです。

ダメもとでバギーの出動をお願いしたところ快く応じて下さり、すぐに上ノ台まで来て山頂まで運んでくれました。

救助後も上ノ台まで運んで下さり、9時には救助が終わりました。

本当に感謝、感謝です。

 

蔵王ダムへ 10

11時20分、沢に下りて来ました。

この辺りは高さ4~5mの小滝がいくつもあり、雪がない時は大変な所です。

今年は雪解けが早いので、瀧が出ているのではと心配していたのですが、ご覧の通り雪で覆われていて胸をなでおろします。

蔵王ダムへ 11

話に夢中で夏道(雪に埋もれているために、夏道が見える訳ではない)を通り過ぎ200mほど下にある滝まで来てしまいました。

この滝では過去に何人も遭難しています。

結構な落差があるのですが、上手く撮れません。

標高差50m,距離200mを登り返します。

蔵王ダムへ 12

やっとの思いで登り返し、休憩です。

オヤジが夏道の位置に気付けば、この様な苦労をせずに済んだのですが…

でもみんなは優しくて「どんな滝なのか見ることが出来て良かった」と言ってくれます。

直ちゃんです。

蔵王ダムへ 13

菅さん、奥山さん、明さんです。

周りは、アオモリトドマツよりも標高の低い所に生育する、クロベの林になります。

蔵王ダムへ 14

大きな沢を三つ越したところで水音に気付き下りてみたら、高さ4~5mの滝に出会いました。直ちゃんを前景に一枚です。

蔵王ダムへ 15

漸くブナ林に着きました。ここまで来れば大きな沢越がなくなり、ホッとします。

この後、遅い昼食を摂ります。

蔵王ダムへ 16

14時5分鍋倉不動尊に着きました。

ここから下は雪解けが進んでいるので、かんじきを外すことにします。

ゴールまではあと1時間30分程でしょう。

(この後の登山口まではすっかり雪が解け、何か所も倒木が行く手を遮りました。そんな中、皆は何故か無口になり、黙々と下山しました。)齋藤茂吉の歌に「ザンゲ坂、下り下りて汗にあゆ、友の背中に黙して語らず」というのがあったような気がして、思い出しました。

 蔵王ダムへ 17

15時5分、蔵王ダム湖畔の登山口に到着です。

このHPをご覧の皆様、お待たせいたしました。

紅一点のお嬢様の、本日初めての顔出しです。

今シーズンからスキーパトロール隊員になったのですが、体力、気力があり、楽しみな女性です。

蔵王ダムへ 18

トレールランナーの菅さん、ゴクリ!

蔵王ダムへ 19

この辺りはすっかり春の装いです。

オヤジ、本日初めての顔出しです。

 

蔵王ダムへ 20

今度はダムを背に。

皆さんの満足気な顔がイイ!!

蔵王ダムへ 21

15時35分、無事に蔵王ダム堰堤に到着!16kmの距離を6時間で歩き切りました。

皆さん初めてのコースをとても喜んでくれて、言い出しっぺのオヤジも満足。

全体的には下山のルートですが、熊野岳までの登りと、沢を横断するときの登り返しが数多くあり結構ハードな行程です。

来シーズンはスキーでのツアーを企画しようと思います。

オヤジのスマホで確認したら22,000歩の歩数で、19kgの荷物を背負ったので流石に少々疲れました。

でも予想していたよりも雪が多く、沢筋の雪渓が残っていたのでラッキーでした。

 

 

 

3月29日の蔵王

今夜は孫と二人、ロッジの庭でテント泊です。今シーズンは雪の中でテン泊の約束をしていたのですが、中々チャンスがなく今日になってしまいました。今夜はどんな夢を見られるかな~

3月30日の蔵王 

明けて30日の朝です。時間は6時40分、寝ぼけ顔の二人ですが、昨夜はぐっすり眠れ楽しいひと時でした。もう一泊したいのですが今夜は雨の予報と黄砂が凄いので、テントが汚れる前に撤収です。

3月15日のアンティロープ 1

1月に地蔵岳トレッキングの撮影でリポートをされたNHKアナウンサーの野口さんが、ディレクターのNさんと遊びにいらっしゃいました。野口さんは福岡放送局に転勤になるそうで、わざわざオヤジの所に挨拶に来て下さったのです。嬉しいやら寂しいやら。この先山形に戻ることはないでしょうから、一期一会と言う言葉をかみしめながらの1時間余りです。次の赴任地での健康と、活躍と、飛躍を願うばかりです。鼻の下をのばして記念撮影です。

3月15日のアンティロープ 2

ディレクターのNさんと3人で。

 

2月28日の蔵王 1

「28日に熊野岳に行くよ~」との呼びかけに集まってくれた4人です。あと二人は仕事の都合で泣く泣く断念! 孝行さん、菅さん、素性を明かさないAさん、そして、お忍びで参加のモザイク姫です。天気が良く最高!! 素性もお忍びも関係なく、一日中遊びまわろう~

2月28日の蔵王 2

県境の山々が全部見える最高の登山日和です。後ろは鳥海山ですが、今日は裾野まではっきり見えます。

2月28日の蔵王 3

地蔵岳山頂です。登り始めよりも北の空のモヤがどんどん取れて、ここから100㎞ほど先の栗駒山が見えます。右端の孝行さんの頭の上です。(オヤジ豆知識ー実は鳥海山の方が僅かに遠いのです)

2月28日の蔵王 4

溜息の出るような青空です。飯豊連峰を背景に。